八丈島は東京とは思えないくらい自然にあふれた魅力的な観光地です。
ダイビングなどの海のアクティビティからハイキングなどの山のアクティビティまで幅広く楽しむことができます。
また、史跡めぐりや温泉など、のんびりと楽しむ観光スポットも数多くあります。
この記事では、私が実際に体験したり、訪れたりした八丈島のアクティビティや観光スポットをご紹介します。

厳選してご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
八丈島の概要
八丈島は東京から南へ287kmの場所にある伊豆諸島の1つです。島の面積は69.11km2、人口は約7600人と比較的小さな島です。
外形はひょうたん型をしており、1964年から1969年の間、NHKで放映された「ひょっこりひょうたん島」のモデルになったと言われています。
暖流である黒潮の影響で高温多湿の気候をしており、「常春の島」とも呼ばれています。
島内の公共交通機関は町営バスかタクシーだけです。観光スポットは島内に散らばっていますのでレンタカーがあると便利です。繁忙期はレンタカーを借りることが難しいので、できるだけ早めに予約しておくことをお勧めします。
八丈島へのアクセス、大型客船(橘丸)
八丈島へのアクセス方法は、飛行機かフェリーの2つがあります。
- 飛行機(羽田空港~八丈島空港、片道約55分)
- フェリー(竹芝桟橋~八丈島、片道約10時間20分)
時間が許すのであれば、船移動という非日常を楽しめるフェリーの利用がお勧めです。
東海汽船という運行会社が東京の竹芝桟橋と八丈島を結ぶフェリー「橘丸」を運行しています。橘丸は沿海区域(御蔵島まで)の旅客定員が1,000人の大型客船です。
客室は2名個室の特等室から定員12名の2等客室まで様々なタイプがあります。
繁忙期には八丈島まで船内のフリースペースで過ごすフリー乗船券が販売されますが、あまり快適な環境ではないためよく調べてからの購入をお勧めします。


橘丸は22:30に竹芝桟橋を出港しますので東京湾の夜景を楽しむことができます。お台場と芝浦ふ頭を結ぶレインボーブリッヂをフェリーがくぐる場所は絶好のシャッターチャンスポイントです。


八丈島には9:00頃に到着しますので、朝から八丈島観光を楽しめます。
八丈島からの帰りのフェリーは朝9:40に八丈島を出港します。御蔵島や三宅島といった伊豆諸島に寄港しながら、19:40頃に竹芝桟橋に到着します。


アクティビティ・観光スポット
ここからは、八丈島で楽しんでもらいたいアクティビティやお勧めの観光スポットをご紹介します。
唐滝・硫黄沼トレッキング


唐滝は三原山の中腹にある落差36mの八丈島最大の滝です。 唐滝の近くにある硫黄沼と合わせて、人気のトレッキングコースになっています。
唐滝までのトレッキングは往復2時間半程度です。途中険しい場所もありますがほとんどは歩きやすい道なので、お子様連れのご家族や体力に自信のない方でも楽しめます。


唐滝・硫黄沼へのトレッキングコースのスタート地点は八丈島の南側、樫立地区にあります。
スタート地点へは八丈町営バスを利用するか、レンタカーなどの自動車で向かいます。
バスの場合、最寄りのバス停は「富次郎商店前」です。
唐滝・硫黄沼トレッキング については、下記の記事で詳しくご紹介していますので参考にしてください。


ふれあい牧場


ふれあい牧場は八丈富士の中腹にある牧場です。牧場には牛が放牧されており近くから観察することができます。
この牧場のおすすめポイントは八丈島を一望できる見晴らし台です。
見晴らし台から三原山方向を見ると、眼下に八丈島の町が広がっています。中央部に八丈島空港があり、左手にフェリーが到着する底土港が見えます。


ふれあい牧場では、GWと夏休み期間中のみアイスクリームの販売が行われています。運よく対象期間に訪れる方は味わってみてはいかがでしょうか ❓
ふれあい牧場の近くにはバス停がないので、訪れるにはレンタカーやタクシーを利用します。八丈島空港からは車で15分程度です。
八丈富士ハイキング


八丈富士は八丈島に2つある山のうちの1つで、標高は854mです。
7合目の登山口から続く登山道は歩きやすい道なので、しっかりと準備をしていけば登山初心者でも安心してハイキングを楽しむことができます。
八丈富士のハイキングは往復で3時間ほどです。東京とは思えないような迫力ある景色が楽しめます。


八丈島空港から登山口までは車で約14分かかります。
八丈町営バスに「富士登山道入り口」というバス停がありますが、ここらか登山口までは徒歩で1時間以上かかります。バス停の名前に惑わされないようにご注意ください。
八丈富士ハイキング については、下記の記事で詳しく紹介していますので参考にしてください。


八丈植物公園


八丈植物公園は八丈島空港の近くにある大きな公園です。園内には熱帯・亜熱帯特有の植物が多くあり、南国気分を味わいながら散策できます。
また、動物舎にはキョンと呼ばれる小型の鹿が飼育されています。1974年から1980年の間、週刊少年チャンピオンで連載されていた「がきデカ」に登場したことで八丈島のキョンは有名です。
その他には、八丈ビジターセンターが園内に併設されており、八丈島の自然や文化について学べます。
八丈植物公園は空港から歩いて20分程度の距離です。「のんびりと八丈島を満喫したい」、「八丈島についてもっと詳しく知りたい」、そういった方に八丈植物公園はお勧めです。
南原千畳敷


かつて八丈富士が噴火した際に噴出した溶岩が、海に流れ落ちていった際にできた溶岩台地が南原千畳敷です。
ごつごつとした岩肌が長さ500m、幅100mの範囲に広がっており、当時の噴火の激しさがうかがえます。
南原千畳敷には、関ケ原の戦いで敗れ、八丈島に島流しにあった宇喜多秀家公とその正室である豪姫の碑が建立されています。その目線は秀家公の領国であった岡山の方を向いています。


南原千畳敷の西方には八丈小島が浮かびます。かつては八丈小島にも住民がいましたが、今は無人島になっています。
夕方であれば、海に沈む夕日と八丈小島を同時に楽しむことができます。


南原千畳敷は八丈島の西岸にあり、八丈島空港からは車で10分ほどの距離です。最寄りのバス停「八重根」からは徒歩で20分ほどかかります。
玉石垣


大里地区にある玉石で造られた石垣。これらの玉石は、近くの海岸である前崎ヶ浜や横間ヶ浦から流人がかつて運んできたと言われています。
八丈島の中で大里地区の玉石垣は一番古く、島の歴史を今に伝える貴重なものです。
玉石垣は町営バスの「大里」バス停を下車してすぐの場所にあります。
まとめ
この記事では、八丈島のお勧めのアクティビティや観光スポットをご紹介しました。
八丈島は東京とは思えないくらい自然にあふれた魅力的な観光地です。今回ご紹介したアクティビティ・観光スポット以外にも、たくさんの魅力があります。少しでも八丈島の魅力を伝えられることができていれば嬉しいです。
以上、「自然にあふれた八丈島のおすすめアクティビティ・観光スポット6選」でした。
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