気軽な週末旅行に最適。山梨県甲府市の昇仙峡で紅葉を楽しむ

昇仙峡の紅葉
昇仙峡の紅葉

「週末にちょっとした小旅行に出かけたいっ!」と思っている方にお勧めの旅行先があります。

山梨県甲府市の昇仙峡です。

都心からも比較的近く、それでいて自然にあふれた渓谷は都会では見られない自然美を堪能させてくれます。

この記事では、都心からも比較的気楽に行ける旅行先、昇仙峡観光についてご紹介します。

ひー

この記事は2021年10月時点の情報を基に作成しています。訪問の際は最新の情報のご確認をよろしくお願いします。

目次

概要

昇仙峡と紅葉と遊歩道

昇仙峡は、山梨県甲府市を走る荒川上流にある景勝地です。

その渓谷の美しさから、毎日新聞社が主催した新日本観光地百選の渓谷の部1位に選ばれています。

また、近年では文化庁が主導する日本遺産にも認定されている人気の観光地です。

10月中旬から11月下旬にかけては、渓谷を紅葉した木々が彩る甲信越地方で有数の紅葉の名所でもあります。

昇仙峡の歴史

昇仙峡の遊歩道

昇仙峡を切り開いた開拓の祖と言われるのは江戸時代の農民であった長田円右衛門です。

円右衛門は、甲斐猪狩村の名主で叔父であった長田勇右衛門とともに猪狩村と甲府を結ぶ荒川渓谷沿いの新道の開拓を計画し、1843年に9年の歳月をかけて完成させました。

この新道が開通すると、荒川沿いの渓谷の美しさから昇仙峡が観光名所として徐々に知られていきました。

円右衛門は、新道が完成した後も、通行人のための休憩所を設けたり、観光客相手の商売をするなどして、昇仙峡の開発に生涯をささげました。

現在では、昇仙峡開発に関する円右衛門の貢献に感謝を込めて、昇仙峡の遊歩道には「長田円右衛門の碑」が設置されています。

昇仙峡散策の見所

昇仙峡の遊歩道の休憩所
遊歩道の休憩所

仙娥滝のある上流から覚円峰(夢の松島)まで続く全長約1 kmの遊歩道の散策が昇仙峡観光のハイライトです。

新日本観光地百選の渓谷の部1位に選ばれるほどの渓谷は一年を通して見ごたえがありますが、紅葉の季節はそれらの渓谷が赤や黄色に彩られ、一層の艶やかさがあります。

ここでは、渓谷散策での見所をご紹介します。

仙娥滝(せんがたき)

昇仙峡の仙娥滝
仙娥滝

昇仙峡の上流部に位置する日本の滝百選にも選定された滝

昇仙峡滝上バス停から歩いてすぐの位置にあります。

地殻変動による断層によって現れた滝であり、落差30 mの迫力ある景色が見られます。

昇仙橋

昇仙峡の昇仙橋
昇仙橋

仙娥滝の少し下流に位置する橋。

せり出している岩壁や川底に乱雑に散らばる大きな岩が荒々しい印象を与えます。

石門

昇仙峡の石門
石門

巨大な花崗岩で自然に造られたアーチ

よく見ると、上側の岩と下側の岩は完全に接触していません。

いつ崩れるか分からない天然のアーチのスリルが楽しめます。

覚円峰(夢の松島)

昇仙峡の覚円峰
左奥の直立した巨大な花崗岩が覚円峰

約180 mもある巨大な花崗岩

その昔、平安時代の僧侶である覚円がその頂上で修行したことから覚円峰と名付けられたと言われています。

昇仙峡ロープウェイ

昇仙峡ロープウェイ
昇仙峡ロープウェイ

昇仙峡ロープウェイは昇仙峡にある仙娥滝駅と弥三郎岳山頂にある山頂パノラマ台駅を結ぶ観光ロープウェイです。

山頂パノラマ台駅には展望台があり、天気が良ければ綺麗な富士山を拝むことができます

その他、縁結びの神様を祀っている八雲神社などもありますので、ぜひお立ち寄りください。

昇仙峡ロープウェイの山頂パノラマ台駅から見た富士山と紅葉
山頂パノラマ台駅から見た富士山と紅葉

乗車料金は下表の通りです。3歳以下の幼児は無料です。

年齢 往復 片道
大人(中学生以上)1,300700
小人(4歳以上小学生以下)650350
昇仙峡ロープウェイの乗車料金(円)

チケットは、レジャー・遊び体験予約サイトの「アソビュー」で事前ネット予約をすると、割引価格で購入できます。

スマートフォンで簡単に予約できますので、訪れる際はぜひご確認ください。

運航時刻は下表の通りです。仙娥滝駅からパノラマ台駅までの所要時間は約5分です。

20分間隔で運行しています。

期間 上り始発 上り終発 下り終発
4月1日から11月30日9:0017:1017:30
12月1日から3月31日9:0016:1016:30
昇仙峡ロープウェイの時刻表

アクセス

昇仙峡の紅葉

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