新幹線のファーストクラス、東北・北海道新幹線のグランクラス乗車レポート

東北・北海道新幹線のグランクラス車両
東北・北海道新幹線のはやぶさのグランクラス車両

グランクラスって実際どうなんだろう?という疑問ってありますよね。

グリーン車よりもよい座席であることは知っているけど、実際どのようなサービスを受けられるのかはあまり知られていないのではないでしょうか。

そのような疑問をお持ちの方に向けて、筆者のグランクラス初体験をレポートします。

ぜひ最後までご覧ください。

ひー

この記事は2021年12月時点の情報を基に作成しています。訪問の際は最新の情報のご確認をよろしくお願いします。

目次

グランクラスとは?

グランクラスは一部の新幹線で採用されているグリーン車よりも上位に位置付けられた特別車両です。

グランクラスが採用されている新幹線は以下の通りです。

グランクラスが採用されている新幹線
  • 東北・北海道新幹線(E5系・H5系)
  • 北陸新幹線(E7系・W7系)
  • 上越新幹線(E7系)

専任のアテンダントがいたり、グリーン車をはるかに超えるゆったりとしたシートが用意されていたりなど、まさに新幹線のファーストクラスと言えるサービスが提供されています。

また、路線によっては軽食やアルコールを含む飲み物が無料で提供されます。

軽食や飲み物の提供が行われていないグランクラスもありますのでご注意ください。

サービスが提供されていない新幹線は以下の通りです。

軽食・飲み物の提供がないグランクラス

東北・北海道新幹線
・「なすの」「はやて」「やまびこ」全列車
・東京発仙台行および仙台発東京行の「はやぶさ」の全列車
・仙台・盛岡・新青森発〜新函館北斗行および新函館北斗発〜新青森・盛岡・仙台行の「はやぶさ」の全列車

北陸新幹線
・「あさま」全列車
・長野発〜金沢行および金沢発〜長野行の「はくたか」全列車

上越新幹線
・E7系編成車両で運転する「とき」「たにがわ」全列車

基本的に、比較的短距離の路線や停車駅の多い路線では軽食や飲み物の提供がないようです。

これらのサービスを受けたい方は、予約の際にご注意ください。

東北・北海道新幹線(新函館北斗駅~東京駅間)グランクラス乗車レポート

ここからは、新函館北斗駅から東京駅まではやぶさ(東北・北海道新幹線)のグランクラスに乗車した際の様子をレポートします。

新函館北斗駅から出発

東北・北海道新幹線では10号車がグランクラスとなっています。

グランクラスの車両には、グランクラスの「G」をモチーフとしたマークが示されています。

車両の入り口ではアテンダントさんが出迎えてくれます。

シート

グランクラスのシート
シート

グランクラスのシートはさすがにゆったりとしており座り心地が良いものでした。

最大45度も傾けられるリクライニングだけでなくフットレストもついており、ひじ掛けのシートコントローラで細かく調整できるのがありがたいです。

背もたれにはバックシェルがついていますので、後ろの人を気にすることなく思いっきりリクライニングを倒すことができます。

グランクラスのシートのバックシェル
シートのバックシェル

飲み物

スパークリングワインとおつまみ
スパークリングワインとおつまみ

新幹線が出発すると、アテンダントさんからおしぼりが配られると同時に飲み物の注文を聞かれます

サービスメニューの通り、一通りの飲み物はそろっています。

スパークリングワインを頼むと、出てきたのは「嘉スパークリング・シャルドネ」とおつまみのおかき。

新幹線の沿線である東北のワイナリーのお酒を用意しているのがさすがです。

サービスメニュー
サービスメニュー

軽食

軽食とビール
軽食とビール

函館駅を出る際に麵厨房あじさいで塩ラーメンを頂いてきましたのでまだおなかは減っていません。

ゆったりとしたシートで一休みした後、仙台についたあたりで軽食を頂きました。

軽食と一緒にビールを頼んだビールはプレミアムモルツでした。ぜいたくな気分を味わえます。

軽食の中身はこんな感じです。

軽食の中身
軽食の中身

見た目は小さいですが食が細い方であれば十分1食になる量です。

好みもあるかもしれませんが、味はまあまあという感じでした。個人的には同じ乗り物で出る食事であれば飛行機のほうが美味しいかなと思いました。

軽食のお品書き
軽食のお品書き

茶菓子

お茶菓子のパウンドケーキとホットコーヒー
お茶菓子のパウンドケーキとホットコーヒー

食事が終わった後にはデザート(お茶菓子)もあります

今回の茶菓子は玄米コーヒーのパウンドケーキでした。

一緒に頼んだホットコーヒーもグランクラスのマークの付いたグラスで提供されて特別感がありました。

東京駅に到着

お茶菓子を食べて一休みすると東京駅に到着しました。

新函館北斗駅から東京駅まで約4時間15分。ゆったりとしたシートのおかげで疲労感もなく快適に移動することができました。

乗車料金

今回、私が利用した新函館北斗~東京間の各座席の乗車料金は下表の通りです。

種類 料金(円) 普通との差(円)
普通23,430
グリーン30,7407,310
グランクラス39,12017,070
新函館北斗~東京間の各座席の乗車料金

グランクラスと普通を比較すると17,070円(約1.7倍)の値差があります。

また、グランクラスのある10号車の定員は18名であり、10号車と同じ形状をした1号車(普通車両)の定員が29名なので、グランクラスの乗車人数は普通車両の約0.6倍です。

したがって、1.7×0.6=約1.0倍と1車両当たりの売り上げは普通とグランクラスでほぼ同じになっています。

一方で、グランクラスには普通席にはない軽食・飲み物の提供やアテンダントサービスが付随していますので、むしろ「JRはグランクラスを普通席に変更したほうが儲かるのではないだろうか?」と思えるほどお得なサービスかなと思います。

ビューゴールドラウンジ

今回は新函館北斗駅から新幹線に乗車しましたが、東京駅発のグランクラスを利用する場合、東京駅八重洲中央口そばにある「ビューゴールドラウンジ」を利用できます

ビューゴールドラウンジは34席の座席が用意されており、下記のサービスを利用することができます。

ビューゴールドラウンジのサービス
  • ソフトドリンク
  • お菓子
  • 新聞・雑誌
  • 無線LAN
  • クローク

東京駅を起点にグランクラスを片道だけ利用する場合、東京駅発のグランクラスを用いると上記サービスが利用できますのでお得です。

まとめ

この記事では東北・北海道新幹線のグランクラス乗車体験をレポートしました。

グランクラスで提供されているサービスは質が高く、ゆとりある移動時間を過ごすことができました。

普通車両と比較すると乗車料金は高いですが、サービスからすると十分お得感があると思います。

グランクラスが採用されている新幹線に乗車する際は、ぜひご利用をご検討ください。

以上、「新幹線のファーストクラス、東北・北海道新幹線のグランクラス乗車レポート」でした。

東北・北海道新幹線のグランクラス車両

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