映像や写真でオーロラを見たことがある人は沢山いても、肉眼で見たことある人は少ないのではないでしょうか?
イエローナイフは高い確率でオーロラを見ることができる世界有数のオーロラ鑑賞スポットです。
この記事では、イエローナイフのオーロラ鑑賞地であるオーロラビレッジで楽しむオーロラ鑑賞についてご紹介します。
肉眼で見るオーロラはなんとも不思議なもので、体験することをお勧めできるアクティビティです。ぜひ最後までご覧ください。

オーロラの写真撮影も意外と簡単にでき楽しかったです。
イエローナイフの概要
イエローナイフはカナダのノースウエスト準州の州都です。
州都とはいえ、イエローナイフの人口は18,884人(2016年時点)と小さな町です。
イエローナイフの街の起源は金鉱脈の発見にあります。金を求めた人たちが集まることで街が発展し、1967年には州都に指定されるまでに成長しました。
1991年にはダイヤモンド鉱山が発見され、現在ではダイヤモンド鉱業の町として栄えています。
イエローナイフの気温
イエローナイフは高緯度に位置するため気温はかなり低いです。
カナダ政府の公式ウェブサイトによる1981年から2010年の月別平均気温及び最低気温は下表の通りです。
1月の平均気温は‐25.6℃とかなり低いです。
7月の平均気温は17.0℃と比較的高いですが、最低気温は12.6℃なので日本の初冬程度の防寒対策は必要です。
旅行の際の服装には十分にご注意ください。
月 | 平均気温(℃) | 最低気温(℃) |
---|---|---|
1 | -25.6 | -29.5 |
2 | -22.9 | -27.5 |
3 | -16.8 | -22.7 |
4 | -5.3 | -11.0 |
5 | 4.6 | -0.5 |
6 | 13.3 | 8.5 |
7 | 17.0 | 12.6 |
8 | 14.2 | 10.2 |
9 | 7.2 | 4.0 |
10 | -1.7 | -4.2 |
11 | -13.7 | -17.5 |
12 | -21.8 | -25.7 |
アクセス


残念ながら東京からイエローナイフへの直行便はありません。
エドモントンやカルガリーを経由してイエローナイフに向かうのが一般的です。
参考までに格安航空券予約サイトskyticketの検索によると、
成田空港発 → バンクーバー国際空港 → エドモントン国際空港 → イエローナイフ空港着
の行程で移動時間が16時間20分でした。
skyticketのリンク先を張っておきますので、最寄りの空港からの経路はこちらでご確認ください。
ベストシーズン
オーロラがよく観察される緯度60度~70度の範囲をオーロラ帯(オーロラベルト)と言います。
イエローナイフは北緯62度27分に位置し、まさにオーロラ帯にあります。
3日間の滞在でオーロラが観察できる確率は95%以上と言われるほど世界屈指のオーロラ遭遇率を誇ります。
オーロラ鑑賞は夜の時間が長い11月中旬から4月初旬がハイシーズンですが、比較的気温が高い8月から9月の時期も人気があります。


オーロラビレッジ


オーロラビレッジはイエローナイフ市内から車で20分強ほどの場所にあるオーロラ鑑賞地です。
街の明かりが届かない、オーロラ鑑賞には絶好の場所です。
ここでは、オーロラビレッジでのオーロラ鑑賞についてご紹介します。
オーロラ鑑賞


オーロラビレッジには、ティーピーと呼ばれる先住民が使っていた移動式住居があります。この中は暖かい飲み物と薪ストーブがあり、ここで温まりながらオーロラが出現するのを待ちます。
肉眼で見る弱いオーロラは白っぽい色をしており、一見すると雲と見間違えてしまいます。
しかし、突然夜空に表れて、ゆらゆらとはためく様に動いた後にすっと消えていく様は非常に不思議な光景です。
時折現れる強いオーロラは肉眼で見ても緑色に輝いており本当に感動します。
写真撮影
オーロラの写真は、特別な道具がなくても意外と簡単に撮影することができます。
私が使用したカメラ・レンズとカメラ設定は以下の通りです。
- カメラ:NIKON D5000
- レンズ:NIKON AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G
- 三脚
- 絞り値:f/1.8
- ISO感度:200程度
- シャッター時間:8秒程度
カメラは2009年5月に発売された古いデジタル一眼レフカメラですが、しっかりとオーロラを撮影できました 😆
レンズは持っているものの中で一番明るいものを使いましたが、広角レンズを持っていけばよかったと思います。
三脚は旅行先に持っていくのが大変なので、オーロラビレッジでレンタルしました。
オーロラ鑑賞に訪れた方はぜひ写真撮影にもチャレンジして頂ければと思います。
また、オーロラビレッジではスタッフの方による記念撮影のサービスも行っています。オーロラと一緒に映る記念写真は自分では撮れるものではないので、お勧めのサービスです。
パッケージツアー&オプショナルツアー
オーロラビレッジのオーロラ鑑賞には、ホテルとオーロラ鑑賞がセットになったパッケージプランや、オーロラ鑑賞のみのオプショナルツアーがあります。
ツアーに申し込むと空港・ホテル間の送迎や冬季は防寒着のレンタルなどがついてきます。
オーロラ鑑賞の他にも、犬ぞり体験や先住民体験ハイキングなどのオプショナルツアーも催行しています。
詳細はオーロラビレッジの公式ウェブページをご参照ください。
まとめ
この記事ではイエローナイフでのオーロラ鑑賞についてご紹介しました。
肉眼で見るオーロラは映像や写真で見るものとは全く違うものです。
正直、写真などで見た方が色は綺麗なのですが、直接見るオーロラは何か不思議なものを見ているという気持ちにさせてくれるものでした。
見に行くのは大変ですが、お勧めできる体験です。
以上、「イエローナイフのオーロラビレッジで楽しむオーロラ鑑賞・写真撮影」でした。
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