ハワイ島はハワイ諸島で最も大きい島で、別名「ビッグアイランド」と呼ばれています。
日本人に人気の観光地であり、ハワイ諸島の中心地であるオアフ島に続いて2番目に日本人観光客が多い島です。
ハワイ島で人気のアクティビティの1つがマウナ・ケア山頂の夕日鑑賞と星空観測です。
この記事ではそれぞれについてご紹介したいと思います。
ハワイ島観光を考えている方の参考になれば嬉しいです。

この記事は2022年2月時点の情報を基に作成しています。訪問の際は最新の情報のご確認をよろしくお願いします。
マウナ・ケアとは?


マウナ・ケアはハワイ島にある火山です。
標高は4,205mもあり、ハワイ諸島最高峰の火山でもあります。
ハワイ語で「マウナ」は山を、「ケア」は白いを意味します。冬になると山頂に雪が積もり白くなることからマウナ・ケアと名づけられたと言われています。
マウナ・ケアの山頂の気圧は平地の2/3程度しかありません。
その他、毎年の晴天日が300日近くあったり、人工的な光が周囲にほとんど来ないなど、天体観測に最適な条件がそろっています。
そのことから、マウナ・ケア山頂には11か国が13基の望遠鏡を設置・運営しています。
その中の1つが日本の国立天文台が運営しているスバル望遠鏡です。
天体望遠鏡を使った本格的な天体観測だけでなく、山頂まで自動車で行くことができる交通の便を活かした山頂での夕日鑑賞や星空観測が人気のアクティビティとなっています。
アクセス
車道がある程度整備されており、マウナ・ケア山頂までは自動車で上ることができます。
ただし、途中で舗装路はなくなり、急こう配の砂利道になります。
そのため、四輪駆動の自動車が推奨されています。
レンタカーを使用する場合、マウナ・ケア山頂へのアクセスは多くのレンタカーショップで許可されていないのでご注意ください。
おすすめのアクセス方法は、現地オプショナルツアーに参加することです。
午後にホテルを出発し、マウナ・ケア山頂で夕日鑑賞と星空観測を行い、深夜にホテルに戻ってくるようなツアーが催行されています。
ガイドによる星空の説明により、星空観測をより楽しめるのでお勧めです。
オニヅカ・インフォメーション・センター


標高4,205mのマウナ・ケア山頂まで自動車で短時間のうちに上がると高山病にかかる可能性が高くなります。
そのため、山頂までの道中、標高2,804mにあるオニヅカ・インフォメーション・センターに立ち寄り、身体を高所に順応させることが推奨されています。
多くのツアーでは、ここで少し早めの夕食をとります。


インフォメーション・センターの周囲には、ハワイ諸島の一部の高山にしか生息していない銀剣草が生育しています。


この植物は成長するまで数十年間もかかり、その間は花を結ばないため、開花した銀剣草は貴重なものです。ぜひ探してみてください。


山頂での夕日鑑賞


インフォメーション・センターを出発し、しばらくすると未舗装路になります。
ガードレールもない砂利道を進んでいった先が山頂です。
山頂の平均日中気温は10℃、平均夜間気温は0℃しかないので、日本の真冬並みの防寒対策が必要です。
多くのツアーでは防寒着を貸してくれるので、ツアー参加を考えている方は事前にご確認ください。
山頂には大きな天文台がいくつもあります。夕日によって赤く染まった天文台も綺麗です。
夕日によってマウナ・ケアの影が眼下の雲海に映し出されています。


夕日が完全に沈むと、地平線の赤色と空の深青色のグラデーションが神秘的な景色が現れます。


星空観測


安全のため山頂には日没後30分後までしか居られないので、夕焼け鑑賞が終わると少し下山して星空観測を行います。
マウナ・ケア山頂付近から見る星空はまさに「満天」です。天の川まで肉眼で見ることができて感動します。
ツアーガイドの方がレーザーポインタを使って星座を説明してくれたので、非常にわかりやすく星空観測を楽しむことができました。
月が明るいと星が少し見えにくくなるので、選べるのであれば新月の日に訪問するとよいです。
まとめ
この記事ではマウナ・ケアの夕焼け鑑賞と星空観測についてご紹介しました。
間違いなく、これまで見てきた中で一番きれいな夕日と星空でした。
ハワイ島を訪れた際はぜひ訪問を検討いただければと思います。
以上、「ハワイ島のマウナ・ケア山頂から見る夕日と満天の星空」でした。


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